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空室が埋まらない本当の理由|感覚で空室対策をしていませんか?

家主様向け

橘 将志

筆者 橘 将志

和歌山市を中心に、岩出市、紀の川市、海南市、有田市などの物件情報を扱っております。一人ひとりのお客様のご要望をお伺いし、希望に合う物件情報をご紹介します。

空室に悩む家主様へ

空室が埋まらない本当の理由
感覚で空室対策をしていませんか?

家賃を下げる前に、まず見るべきものがあります。

「空室がなかなか埋まらない」
「対策はしているのに効果が出ない」

賃貸経営をしていると、このような悩みを感じる場面は少なくありません。

実際、多くの家主が空室対策として、家賃を下げる、設備を新しくする、広告を増やすといった施策を行っています。

それでも埋まらない。

その原因は、対策の量ではなく、 “対策のズレ” にある可能性が高いです。

今回は、空室が埋まらない本当の理由と、感覚で空室対策をしてしまうことのリスクについて解説します。

この記事で分かること
  • 空室対策をしても埋まらない理由
  • 感覚で判断すると対策がズレる理由
  • 管理会社任せでは見えにくい物件情報
  • 家主自身が把握すべき物件データ

空室対策をしているのに埋まらない理由

空室が埋まらないとき、多くの人は「もっと対策が必要なのではないか」と考えます。

  • 家賃をさらに下げる
  • 追加で設備投資をする
  • 広告費を増やす

もちろん、これらの対策が必要な場合もあります。

しかし、ここで一度立ち止まる必要があります。

本当に問題なのは、 対策が足りないことではないかもしれない からです。

むしろ、そもそもの方向がズレているケースが非常に多いです。

例えば、すでに家賃は相場なのにさらに下げている。ターゲットと合わない設備を入れている。競合との差を理解しないまま広告を増やしている。

こうした状態では、いくら対策を増やしても結果は大きく変わりません。

感覚で空室対策をするとズレる

では、なぜこのようなズレが起きるのでしょうか。

原因の一つが、 “感覚で判断してしまっていること” です。

  • たぶん家賃が高いから下げよう
  • この設備があれば人気が出るはず
  • 最近はこれが流行っているらしい

こういった判断は、一見すると合理的に見えます。

しかし実際には、 根拠が曖昧なまま意思決定している状態 です。

特に、管理会社に任せている場合は、提案された内容をそのまま採用したり、細かい数値までは確認しなかったりするケースも多くなります。

その結果、「なんとなく良さそう」で動いてしまう。

これが、空室対策のズレを生む大きな原因です。

本来やるべきは“原因の特定”

空室が埋まらないときに最も重要なのは、対策を増やすことではありません。

まず必要なのは、 「なぜ埋まらないのか」を特定すること です。

  • どの物件が空室なのか
  • どの間取りが弱いのか
  • どの条件が他物件より劣っているのか
  • どのタイミングで反響が落ちているのか

こういった情報をもとに、原因を切り分ける必要があります。

しかし実際には、「なんとなく」で判断してしまい、この分析が行われていないケースが多いです。

その結果、ズレた対策を続けてしまう状態になります。

管理会社任せでは“本当の状況”は見えない

ここで一つ重要なポイントがあります。

それは、 管理会社に任せているだけでは、物件の本当の状態を把握しきれない ということです。

管理会社は当然プロですが、あなたの物件だけを管理しているわけではありません。

複数のオーナー、複数の物件を同時に見ているため、一つ一つの物件を家主と同じレベルで深く把握しているとは限りません。

最終的に正しい判断をするためには、家主自身が物件の状況を把握していることが大切です。

管理会社からの報告を受けることは大切です。

ただし、それをそのまま受け取るだけではなく、自分自身でも物件の状態を理解しておく必要があります。

本来、家主が把握すべき情報とは

では、本来どこまで把握しておくべきなのでしょうか。

空室対策や賃貸経営の判断をするうえでは、単に「空いているかどうか」だけでは不十分です。

例えば、以下のような情報は物件の価値や収益性を判断するための基礎データになります。

  • 物件の購入金額
  • 現在の入居率
  • 表面利回り
  • 部屋ごとの賃料
  • 借入額、金利、借入期間
  • 年間の支払い利息
  • 固定資産税
  • 災害リスクや騒音レベル

これらを把握していない状態では、家賃を下げるべきか、設備投資をすべきか、売却を検討すべきかといった判断が、どうしても感覚に頼りやすくなります。

逆に、こうした情報をすぐに確認できる状態であれば、空室対策も経営判断も、より根拠を持って行いやすくなります。

空室対策は“改善”ではなく“検証”

ここで重要な考え方があります。

それは、 空室対策は「改善」ではなく「検証」である ということです。

家賃を下げる、設備を入れる、写真を変える。これらはすべて、仮説に対するテストです。

  1. 仮説を立てる
  2. 施策を実行する
  3. 結果を確認する
  4. 改善する

本来はこの流れで進める必要があります。

しかし、感覚で経営していると、この「検証」のプロセスが抜け落ちます。

すると、やりっぱなし、結果を見ない、次の判断も感覚という状態になってしまいます。

これでは、いつまで経っても空室対策の精度は上がりません。

まとめ

空室が埋まらない理由は「対策不足」ではない

空室が埋まらない原因は、対策の量ではなく 「ズレ」 であるケースが多いです。

そしてそのズレは、感覚で判断していることから生まれます。

  • 状況を正しく把握する
  • 原因を特定する
  • 結果を検証する

この流れを作るだけで、空室対策の精度は大きく変わります。

弊社について

私たちは、和歌山を中心に賃貸仲介業を行っており、日々お部屋探しをしているお客様と直接お話をしています。

その中で、どんな条件が選ばれているのか、どんな物件が敬遠されているのか、今の入居者ニーズは何かといった、現場でしか分からないリアルな情報を常に把握しています。

また、自社でも家主業を行っており、空室が埋まらない、収益が伸びない、どの判断が正しいのか分からないといった悩みに実際に直面し、解決してきました。

だからこそ、 机上の理論ではなく、実務としてどう判断すべきか という視点でお伝えしています。

最後に

物件の情報を、家主自身がすぐ確認できる状態へ

賃貸経営では、収支、入居率、空室状況だけでなく、 物件ごとのあらゆる情報を把握しているかどうか が、判断の質に大きく影響します。

ただ、これらを個別に管理していると手間がかかり、結果として「感覚」で判断してしまうケースも少なくありません。

現在、こうした課題を解決するために、スマホアプリで物件の情報をまとめて把握できる仕組みの開発も進めています。今後の情報も、ぜひチェックしてみてください。

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