- この記事のハイライト
- ●オープンハウスは予約なしで自由に気軽に見られるため内覧者が集まりやすい
- ●隅々まで見てその場で疑問が解消できて競争原理が働けば、高額で売れやすい
- ●オープンハウスを開催することで売却することを周囲に知られてしまうデメリットもある
不動産の売却活動でオープンハウスをすれば、家が早く高く売れるといわれています。
オープンハウスをおこなうならどのような点に注意して準備すれば良いのでしょうか。
この記事ではオープンハウスの実施方法、実施するメリットやデメリットを解説します。
和歌山市で不動産の売却を検討している方は、こちらの記事を参考にしてください。
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不動産売却におけるオープンハウスとは?
不動産を売却する際のオープンハウスとは内覧を促す売却活動です。
オープンハウスでは売却したい不動産を開放してより多く広く内覧者を集めます。
告知は、事前にインターネット広告・看板やのぼり設置・チラシ広告などでおこない、土日や祝日に終日お部屋を解放することが多いです。
居住している状態で家を売却する場合には、荷物が残っていたり、売主が立ち会っていることもあり、オープンハウスの良さが最大限に活かせません。
そのため、一般的にオープンハウスは退去して荷物がなく清掃された状態で、案内人を現場に配置しておこないます。
不動産を売却する際のオープンハウスとは?オープンルームともいう
マンションでのオープンハウスは「オープンルーム」と呼ばれて一戸建てとは区別して呼ばれることもあります。
マンションのオープンルームの場合も一戸建てと同様に退去した状態で案内人を配置しておこないますが、マンションは共同住宅特有の決まりがあるため一戸建てよりも周囲に配慮した開催が求められます。
オープンルームを開催するなら、来場者に下記の点を注意喚起しましょう。
- 入居者やその知人でない方の出入りを嫌う方もいる
- ロビーや廊下などの共用部分では騒がずに移動する
- 部屋を見る以外は共用部分に不用意に立ち寄らない
- 流行の感染症があれば対策をしての来場が望ましい
また、開催に先立って近い部屋の方へはご理解いただけるよう要請するなど挨拶が欠かせません。
オープンハウスは、基本的に事前の予約なしで自由に来場や再来場ができます。
通常は、不動産を内覧するには不動産会社へ連絡し内覧先や案内担当者とスケジュールをあわせ日時を確定させる必要があります。
一方で、オープンハウスは開催する日時が決まっているため、自分が現地へ行けば即時で見られるという気軽さがあります。
このように、内覧までの自由度が高く「少し見るだけ」という方でも気軽に来られるのです。
売主がまだ生活していて立ち会いのもとで内覧する場合と、荷物がなく誰もいない状態で内覧するのとでは内覧の満足度が大きく異なります。
その理由は、誰もいない状態のきれいになったオープンハウスなら、見学者が収納の奥まで確認できたり、水回りその他の住宅設備も隅々まで見ることができるからです。
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不動産売却の際にオープンハウスで集客するメリットとは
オープンハウスは開催するほうがしないよりも、早期で高額な売却にできる可能性が高くなります。
不動産売却でのオープンハウスのメリット①成約率が上がる
オープンハウスは事前準備なく現地に行けば物件を見ることができるので、内覧までのハードルが低く、多くの来場者を集められます。
また、不動産会社の担当者が現地に待機しているので、疑問が即時で解消されて話の進展が早くなり、場合によってはその場で購入申込みとなることもあります。
清掃をして清潔感をアピールできればさらに成約につながるので、ハウスクリーニングするのも有効な方法です。
できるだけ多くの来場者を呼び込むためには、同じ日に他に人気のイベントがなく台風などの悪天候ではない日程を選ぶことが重要です。
不動産売却でのオープンハウスのメリット②希望価格で売れる
オープンハウスは売り出し開始とともに開催されることが多いため、多くの方が新しい物件に興味を持って一斉に見に来られます。
近所の看板を見て立ち寄る方もいるため複数組の内覧が重なることが多く、見学者の競争心を自然に掻き立てる効果もあります。
購入の申込みは先着順となるため、価格交渉をせずそのままの価格で売却できることも少なくありません。
つまり、オープンハウスをおこなうことで希望価格で売れる可能性が上がる傾向にあるのです。
このようにオープンハウスをおこなって複数の見学者を迎えることで早期売却や値下げの防止につながります。
不動産売却でのオープンハウスのメリット③物件の悪いところがわかる
オープンハウスで集客はあるのに、なかなか売却できない場合はアンケートを実施しましょう。
アンケートで見学者の声が聞けるため、物件が売れない理由がわかるでしょう。
売れない理由がわかれば該当箇所を修繕したり、対策を講じることができます。
また、実際に人が集まらない場合は相場の価格よりも売却価格が乖離していると考えられます。
その場合は価格を再度検討する必要があるでしょう。
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不動産売却の際にオープンハウスで集客するデメリットとは
オープンハウスは事前に広く告知して部屋を開放するので周囲に多くの情報が知られます。
また、その他の注意点やそれらを改善するために売主側でできる工夫について解説します。
不動産売却でのオープンハウスのデメリット①周囲に知られる
オープンハウスは事前に大々的に告知をするため、売却をしていることや売却価格が周囲に知れ渡ります。
また、近所に不特定多数の方が訪れるのを快く思わない方がいれば、クレームを言われる可能性もあります。
近所に内緒で売却したい方や近所の方に家の様子を興味本位だけで見られたくない方は、オープンハウスはおすすめできません。
不動産売却でのオープンハウスのデメリット②積極的な提案が必要
オープンハウスの成功率は、不動産会社の事前準備・広告の集客効果・当日の現場対応に大きく影響を受けます。
ですから、よくある質問や物件のメリット・デメリットは売主がアイデアを出すなど、準備に参加して積極的に提案する必要があるでしょう。
オープンハウスの開催費用は一般的には不動産会社が負担しますが、開催に踏み切るには売主の協力が不可欠です。
通常ですと現場で待機する案内者がひとりですべての来場者の対応を同時にするため、予想以上に近所の方の来場があると1組のお客さまに集中できない場合があります。
そのため、物件のメリット・デメリットやよくある質問は資料にまとめて、来場時には配布するだけで済むように、物件情報はすべて開示するつもりで準備しておきましょう。
オープンハウスの実施は成約率にプラスに働くため、室内の清掃や近所への挨拶まわりなどおこなったり、不動産会社と協力してオープンハウスを開催してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
オープンハウスは事前予約が不要で、隅々まで納得いくまで部屋の中を見られるため、見学者の自由度や満足感が高い傾向にあります。
そのため、その場での購入申込にも繋がりやすく、希望価格での売却も望めます。
その一方で周囲の方に売却することが知れ渡るデメリットもあるため、どちらも考慮したうえで開催を検討してみてください。
和歌山市で不動産取引をおこなう「和歌山市不動産売却センター」では売却活動を丁寧にサポートしますので、お気軽にご相談ください。