- この記事のハイライト
- ●周囲に気付かれずに不動産売却したい場合はレインズへの登録義務がない一般媒介契約が無難
- ●買取なら周囲に気付かれずに数日で現金化して引き渡しができる
- ●周囲に気付かれずに仲介で売却するなら約1年ほど期間がかかる
周囲に気付かれずに家を売却したいけど広告をしないでも不動産は売れるのかと疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
離婚による財産分与やローン滞納による処分など、売主の事情を考慮して周囲に知られずに売却することは少なくありません。
和歌山市で周囲に気付かれずに家の売却を検討されている方へ、どうすれば気付かれずにに売却できるのか、売却活動やかかる期間について解説します。
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目次
周囲に気付かれずに不動産売却したい場合の媒介契約とは？
不動産の売却の際には不動産会社に仲介を依頼するのが一般的です。
仲介を依頼する際には不動産会社と媒介契約を締結しなければなりません。
媒介契約の違いや特性を理解して活かせば、周囲に気付かれずに家を売却することができます。
3種類の媒介契約の特徴とは
媒介契約には3種類あり、それぞれ特徴が異なります。
3つの媒介契約の解説に入る前にレインズという不動産会社間の情報連携システムをご紹介します。
レインズ（REINS）とは
レインズとは、全国の売却物件情報が閲覧できるプロ専用の不動産ポータルサイトのことです。
これは、売却を依頼された不動産会社が売却物件の情報を登録すれば、他の不動産会社がその情報を自由に見られる仕組みです。
続いて、3つある媒介契約の違いや特徴を解説します。
一般媒介契約
2社以上の不動産会社に同時に売却を依頼できる。
レインズへの物件情報の掲載義務はない。
売主への売却活動の報告義務はない。
専任媒介契約
1社だけに売却を依頼する。
レインズへの物件情報の掲載は、媒介契約後7日以内という義務がある。
売主への売却活動の報告は2週間に1度以上の頻度と決まっている。
専属専任媒介契約
1社だけに売却を依頼する。
レインズへの物件情報の掲載は、媒介契約後5日以内という義務がある。
売主への売却活動の報告は1週間に1度以上の頻度と決まっている。
売主が自分で買主を見つけても、仲介会社を通し仲介手数料を支払って契約する。
専任媒介契約と専属専任媒介契約は物件の情報を数日以内にはレインズに必ず掲載しなければなりません。
それぞれの媒介契約の特徴とは
専任媒介契約でも専属専任媒介契約でも売却を依頼する不動産会社自体は1社です。
しかし、レインズへの物件情報登録が義務であるために、全国の不動産会社に情報が出回ります。
一方で、一般媒介契約ならレインズの登録義務はなく、情報は契約した数社だけに限定することもできます。
ただし、内見時に近所の方に見つかることはありますし、口頭で情報が拡がる可能性はあるため注意しましょう。
専任媒介契約や専属専任媒介契約ではレインズへの登録義務がありますが、レインズは「広告転載不可」とすることも可能です。
広告転載不可とすることでホームページや新聞広告などに掲載することを防ぐことができます。
また、専任媒介契約や専属専任媒介契約では売却活動の報告義務があるため活動状況の把握がしやすい点がメリットです。
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周囲に気付かれずに不動産売却したい場合の売却活動とは？
周囲に気付かれずに不動産売却する方法の1つに買取があります。
気付かれずに売却できる方法！不動産会社の買取
仲介での不動産売却は、不動産会社が売主と買主の間に入っておこないます。
しかし、買取は仲介ではなく不動産会社が買主になって不動産を直接購入します。
また、買取担当者が物件を内見して買取金額や条件を提示し、売主との条件のすり合わせが終わればすぐに売買契約に移行します。
何度も内見をすることなく売買契約を締結することができ、その数日後に決済金が支払われるため、早期に現金化することが可能です。
もう1つ、買取が仲介と大きく異なる点は、売却金額が仲介よりも安くなることです。
買取の場合、仲介での売却価格の7割ほどの価格となります。
仲介にするか買取にするかは、手元に残る金額と情報の拡散リスク、売却期間、労力などから総合的に判断して決めましょう。
どのような条件が都合が良いのかは人によって異なりますので、提示された条件を加味したうえで手元にいくらお金が残るのかで決めると良いでしょう。
一般的に、買取の際には不用品の処分・壊れた住宅設備の補修・引き渡し後に見つかった不具合に対する責任などを要求することはほとんどないため、仲介で売却するよりも売主の不安は少ないでしょう。
また、買取なら売却情報が出回ることなく迅速に進めることができるため、金額が少し安くなるものの周囲に気付かれずに売却したい場合には、買取での売却を検討してみてはいかがでしょうか。
その他にも下記のような場合は好条件での売却が期待できるでしょう。
地域に密着している
地域に密着している不動産会社は周辺の顧客を把握しているため販売力が高いでしょう。
販売力が高い場合は、高値での買取が期待できます。
また、近隣の取引事例もふまえて査定額を算出できます。
和歌山市不動産売却センターは和歌山市で不動産取引のサポートをおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせください。
オプションで買取が使える
仲介での売却をはじめて一定期間売れなければ買取を選択できることもあります。
その場合は仲介で売却ができれば相場価格で売却することが可能でしょう。
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周囲に気付かれずに不動産売却したい場合にかかる売却期間とは？
買取は早期に売却できることを先述しましたが、仲介での売却期間は一般的にどれほどかかるのでしょうか。
周囲に気付かれずに不動産売却したい場合の目安の期間とは？
一般的な不動産売却の場合にかかる期間は3～6か月といわれています。
- 査定～不動産会社との媒介契約まで：約1～4週間
- 売却活動～売買契約まで：約1～3か月
- 物件の引き渡しまで：約1か月
期間の目安はこのようになりますが、周囲に気付かれずに売却する場合は広告などの売却活動が限定的になります。
そのため、一般的な売却活動よりも長引く傾向にあります。
情報の拡散を制限しながら売却する場合の売却活動には少なくとも3～6か月はかかるでしょう。
広告を一切せず顧客へのご紹介だけの場合には、約1年はかかるものと想定しておきましょう。
時間をかけられず早く売却したい、もしくは売却期間が長引いて価格を下げざるを得なくなった場合には、買取価格と比較して途中から買取に方針を変更することもご検討ください。
インターネット広告などをおこなわずに不動産売却する場合は、このように売却期間が長引くため、余裕をもった売却計画を立てることが大切です。
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まとめ
周囲に気付かれずに不動産売却したい場合の売却方法やかかる期間について解説しました。
媒介契約によってレインズへの登録の義務や特徴が異なるため、条件にあった媒介契約を選択することが大切です。
買取ですと売却価格は安くなりますが、周囲に気付かれる可能性も低く労力もかからず売却期間が短いというメリットがあります。
仲介で売却期間が長引く場合には買取を検討してみてはいかがでしょうか。
和歌山市で仲介と買取をおこなう「和歌山市不動産売却センター」ではさまざまな不動産取引のサポートをおこなっているため、売却方法でお悩みの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
