- この記事のハイライト
- ●住みながら不動産を売却する方法の1つに売却しても賃貸として住み続けることができるリースバックという方法がある
- ●住みながら不動産を売却する際は住み替えの費用に売却代金を充てれるといったメリットがある
- ●不動産売却で内覧は重要なため、掃除をしたり、休日はできるだけ内覧できるように準備をしておくことが大切
不動産を売却する上で、その不動産に住みながら売却活動をする場合とその不動産を空き家にして売却活動をする2つの方法があります。
よく耳にするのは、不動産に住みながら売却活動は不利であることです。
ただ、やり方を工夫すれば不動産に住みながら売却活動で成功する方法もあります。
そこで和歌山県和歌山市にお住まいの方に向けて、不動産に住みながら売却活動をする方法にはどのようなものがあり、メリットやデメリットをご紹介し、どういう点を注意しておくべきかを解説します。
\お気軽にご相談ください!/
住みながら不動産を売却する方法とは?
住みながら売却してから住み替える新しい家を探すことを売り先行といい、先に新しい家を購入してから売却することを買い先行といいます。
不動産売却の際には買い先行のように空き家にして売却活動をするほうが有利といわれています。
空き家の状態での売却は内覧の際に生活が出ることがなく、不動産会社が主導で内覧の調整をすることができます。
不動産会社が主導で内覧の調整をするメリットは、売主に確認をしなくても内覧を決めることができる点です。
一方で住みながらの売却では、内覧希望者のスケジュールと合わない場合があります。
不動産の売却において内覧はとても重要なポイントなので、スケジュールが調整できないことはそれだけ販売機会を失うことになります。
そのため、住みながら売却活動を成功させるためには、売却活動をしている間は内覧を優先させることが必要です。
できるだけ内覧希望者のスケジュールに合わせるようにすることが大切です。
また、内覧希望者にいい印象を与えるためにも、室内などの清掃は入念に常にすることも必要です。
とくに水回りの汚れは内覧される方への印象を悪くするので、プロのクリーニング業者に依頼してもいいでしょう。
更に内覧者へ配慮して、きれいなスリッパを用意したり、エアコンで室内を快適にしておいたり、空気清浄機を稼働させておくこともおすすめです。
ほかにも、不動産会社に不動産の買取を依頼して、買主に賃料を支払うことで売却した家に住み続けることができるリースバックという方法もあります。
リースバックであれば、特約によっては、売却した不動産を買い戻すことも可能です。
ただし、リースバックの場合の買取価格は周辺相場の70%程度になるので、相場も考慮したうえでご検討ください。
また、リースバックの際の賃料も買取価格を基準にして設定されるので、周辺相場よりも高い賃料となる場合があるので、注意が必要です。
この記事も読まれています|不動産売却時にトラブルの原因になる残置物とは?
\お気軽にご相談ください!/
不動産に住みながら売却活動をする場合のメリットとデメリット
次に不動産の売却活動を住みながら続ける場合に、どのようなメリットとデメリットがあるのか、解説します。
住みながら売却活動をする場合のメリットは、不動産の売却代金を次の住替えの費用に充当することができることです。
普通は、よほど資金的な余裕がなければ、不動産売却後の住み替え資金を事前に用意しておくことは難しいと思います。
ところが住みながら不動産を売却活動する場合には、売却資金で新居を購入したり、引越し費用を賄う事ができるので、資金計画が立てやすくなります。
次に住みながら売却活動をしている場合、内覧者が内覧する際に生活感が伝わりやすいため、内覧者が生活するイメージをしやすくなります。
不動産の売却活動では、内覧が重要なポイントですし、内覧者が抱くイメージが購入の決定に大きく影響をします。
空き家の場合だと、家具など生活関連グッズなどがほとんどなく、不動産によっては照明がつかないこともあります。
この場合は、内覧者が生活するイメージが掴めないため、購入に至らなかったり、購入を決めるまでの時間がかかるという特徴があります。
その点、住みながら売却活動する場合は生活している中で内覧をおこなうので、生活のイメージを内覧者に伝えられるというメリットがあります。
ただし、生活感が大事だと言っても、汚れているところがあったりすれば、内覧者に悪印象を与えますので、掃除はしっかりするようにしましょう。
また、掃除などをおこなうことで不動産の劣化を抑制することもできます。
この点も住みながら売却活動するメリットといえるでしょう。
次に住みながら売却活動をするデメリットについて、解説します。
住みながら売却活動でいちばん大変なのは、内覧のスケジュール調整です。
住みながら売却活動をしている場合は、売主のスケジュールと内覧者のスケジュールの調整がとても難しくなります。
とくに売主が仕事をしている場合は、内覧者のスケジュールにすべてあわせることは難しいでしょう。
その場合は、売却の機会を逃してしまうことになります。
また、内覧は休日に集中しますので、内覧に備えて休日にはスケジュールを入れない方が良いでしょう。
また、内覧の際に生活感が出すぎると、内覧者に悪いイメージを与えることもデメリットにあげられます。
そのため、できるだけ室内はきれいにしたり、過度に生活感が出ないように注意しましょう。
この記事も読まれています|不動産売却時にトラブルの原因になる残置物とは?
\お気軽にご相談ください!/
住みながら不動産売却活動をする上での注意点
最後に住みながら不動産を売却活動をする上で注意するべき点は内覧をスムーズにできるように工夫することです。
まず、土曜日や日曜日、祝日はいつでも内覧できるようにしておくことが必要です。
不動産を探している方も、平日は仕事をしていることが多く、内覧は土曜日や日曜日、祝日に集中します。
内覧は不動産を売却する上での、重要な販売活動になりますので、その機会を失わないようにすることが重要です。
次に内覧者を迎えるにあたり、注意したい点をご紹介します。
まず、部屋の清掃はしっかりすることが大事です。
やはり内覧者に悪い印象を与えないようにする配慮が必要です。
とくに水回りの汚れは目に付きますので、場合によってはハウスクリーニング業者に掃除を依頼することも検討しましょう。
また、実際に生活をしていると気づきにくい部屋のにおいについても対策が重要となります。
タバコを吸っている方やペットを飼っている場合は、とくに気を付けましょう。
除菌消臭スプレーでカーペットやソファを消臭したり、洗濯できるものは洗っておくことで対策できます。
においが出やすい場所には芳香剤をおいたり、空気清浄機を利用することも効果的です。
ほかにも、売却活動中に引越し先の事前調査をすることも忘れないようにしましょう。
この記事も読まれています|不動産売却時にトラブルの原因になる残置物とは?
まとめ
住みながらの売却活動は、内覧への配慮や清掃の手間などがありますが、住み替え資金に売却金を充てることができるといったメリットがあります。
売却活動で購入希望者が見つかった際におこなう内覧は不動産売却においてとても重要です。
そのため、不動産の掃除などを徹底して、内覧の際に好印象となるように、心がけると良いでしょう。
なお、内覧の際のスケジュール調整などは不動産会社にお任せください。
和歌山市不動産売却センターは和歌山市にて不動産売却をおこなっております。
不動産についてお困りの点があれば、いつでもご相談、お問い合わせください。