- この記事のハイライト
- ●インスペクションは、安心して不動産取引をおこなえるようにするためのもの
- ●インスペクションは媒介契約のタイミングで実施するのかを決める
- ●インスペクションの相場費用は、5万円程度となるが物件種別や大きさによっても異なる
不動産のなかでも土地は、劣化することはほとんどありませんが、建物は築年数と比例して劣化したり、傷んだりすることがあります。
売却しようとしている建物や不動産がどういう状況か内部まで理解できている方は多くはないでしょう。
そのようななか、不動産の状況を知るために利用されるのがインスペクションです。
ここでは、不動産売却を検討している方に向けて、インスペクションの目的や必要となるタイミング、インスペクションの費用について解説していきます。
和歌山市にて不動産売却についてご検討中の方は、最後までご確認ください。
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不動産売却におけるインスペクションの目的とは
不動産売却をおこなう際には、インスペクションという調査をすることがおすすめです。
インスペクションとはどのような目的でおこなうのでしょうか。
インスペクションとは
インスペクションとは、住宅や建物の状態を専門の建築士が検査をすることで、建物の劣化している部分などがないかを発見するための調査のことを言います。
インスペクションでは、売主が普通に生活している状態ではわからなかったり、目に見えなかったりする瑕疵がないかを確認することができます。
このような建物の検査であるインスペクションは必ずおこなわないといけないものではありませんが、実施しておくことをおすすめします。
なお、インスペクションの実施は義務ではありませんが、検査した結果は、重要事項説明書にて説明しないといけません。
重要事項説明書できちんと物件の状況を説明することで売主も契約後のトラブルを避けることができるでしょう。
インスペクションの目的
建物の目に見えない部分も調査して、買主に告知することで、状況を把握してもらい、中古の不動産でも安心して取引をおこなえるようにするのを目的でインスペクションはおこなわれます。
日本の中古不動産市場は、海外と比べるとまだまだ小さいですが、中古市場はこれから伸びてくると言えるでしょう。
その際に、安全な建物であることをインスペクションで証明することで、中古の不動産の売却や購入が安心しておこなわれるようになるでしょう。
とくに売主においては、不動産を売却する際には、契約不適合責任があり、契約書上の内容と建物の内容が違う場合には、責任を負わなければならないというリスクがあります。
しかし、インスペクションによって、物件の状況を明確に把握しておけば契約不適合責任に問われることを回避することができるでしょう。
このようにインスペクションをして、建物の内容を細かく把握することで、契約書の内容との乖離を減らすことができますので、安全に売却するためにもインスペクションは大切です。
また、調査によって、建物に不備がないことが確認できれば、想定よりも高く売却できたり、早く売却できる可能性もあります。
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不動産売却におけるインスペクションのタイミングとは？
インスペクションはどのタイミングで必要になってくるのでしょうか。
インスペクションの流れ
不動産を売却する際には、まずは売却価格の査定をおこないます。
査定によって、周辺相場や建物の状況を把握し、どのくらいの価格なら売却することができるのかを不動産会社と確認していきます。
査定後は、不動産会社と「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」のいずれかの媒介契約を結び、売却活動を依頼します。
一般的には、この媒介契約を締結するタイミングで、不動産会社がインスペクションの説明をおこない、実際に検査を実施するかを決めていきます。
インスペクションを実施する場合には、不動産会社によって、インスペクターとなる専門の建築士をあっせんし、検査をしていきます。
検査によって不具合が見つかった場合には修繕することを提案されます。
修繕をしなくても売却することはできますが、不具合があることで不動産の価格は下がりますので、価格を見直して売却活動を始めることになります。
インスペクションのタイミングに定めはありませんが、築年数の経っている建物を売却する場合には、なるべく最初のタイミングで実施しておくと売却もスムーズに進んでいくでしょう。
買主がインスペクションをする場合
一般的には、売主がインスペクションをおこないますが、買主からインスペクションを申請することもあります。
買主からインスペクションを依頼される場合には、買主が購入の意思を示す買付証明書を提出する際に、検査をおこないます。
この検査の結果によって、買主は購入するかを決定していきます。
もし、検査を実施して不具合が見つかっても売主が修繕をすることによって、売却ができるケースもあるでしょう。
買主からインスペクションを打診される場合には、結果次第でどのように進めていくかをあらかじめ検討しておきましょう。
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不動産売却時のインスペクションにかかる費用とは
不動産を早く確実に売却するために必要となるインスペクションですが、検査をするには費用がかかります。
インスペクションの費用相場とは
インスペクションの費用は、検査する会社や不動産の規模などによっても異なりますので、その都度確認が必要ですが、費用としてはおおよそ5万円となります。
マンションの場合には、大きさによる調査費用の差はほとんどありませんが、一戸建ての場合には、面積に応じて費用が変動していきます。
また、もし買主からインスペクションの希望があった際には、これらの費用は希望をした買主が負担することになります。
これらの費用は、どの程度まで検査をしてもらうかによっても異なりますので、しっかりと事前に打ち合わせをしておきましょう。
どのような費用がかかるのか
インスペクションの費用はどのような部分にかかっているのでしょうか。
費用の内訳を確認していきましょう。
人件費
インスペクションをする際には、必ず専門の方による検査が必要となりますので、検査のための人件費がかかります。
機械費用
インスペクションをおこなう際は特殊な機械を使用していきます。
そのため、機械の維持費などがかかります。
報告書作成費
検査の内容は、報告書によって伝えられます。
報告書の作成費は基本料金に含まれる場合と含まれない場合があるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
交通費
検査の現場に来てもらう際には出張費となる交通費もかかります。
場合によっては別途、駐車場代などが必要となることもあります。
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まとめ
不動産売却をする際には、希望することでインスペクションをおこなうことができます。
インスペクションをおこない不具合がないことがわかれば、買主も安心して購入することができ、売却価格が想定よりも高くなる場合もあります。
不具合が見つかった場合にも、事前に修繕が必要な箇所がわかることで、安心して取引をおこなうことができるでしょう。
不動産売却の際にインスペクションをおこなう場合は、不動産会社ともしっかりと相談して、タイミングや費用を決めていきましょう。
和歌山市不動産売却センターでは、和歌山市を中心に不動産売却をお手伝いしております。
和歌山市にて不動産売却をご検討中の方は、お気軽に弊社までご相談ください。
