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入居中のトラブルについて☆

大家? 管理会社? 賃貸住宅でトラブルに遭ったら、どこに相談する?


いつも平穏に過ごせるのが一番ですが、日々の生活を送るなか住まいに関するトラブルに遭遇する可能性もあります。

“隣の部屋がうるさすぎて眠れない…”
“天井から水が漏れてくると下の階から苦情がきた…”
“エアコンが壊れてしまった…”

このような住まいに関するトラブルに遭った場合、どこに相談すればいいのでしょうか。また、トラブルを解決に導きやすくするためのポイントを知っておきましょう。


エアコンや温水洗浄便座といった住まいの設備が故障した場合、まずは取扱説明書を確認してみましょう。トラブルの対処法が掲載されており、簡単な手順で解決するケースもあります。また、手元に説明書がない場合、メーカーのウェブサイト上で公開されていることもあるのでチェックしてみましょう。製品の型番を控えておくと検索がスムーズです。

 

ガスの臭いがする場合は緊急!
ガスの臭いがする場合は、窓を大きく開けガス栓を締めたうえで、すぐに契約しているガス会社に連絡しましょう。ガスコンロの近くに、緊急時の連絡先が記載されたシールが貼られているはずです。また、電気の火花で引火する可能性があるため、換気扇や照明のスイッチは入れないようにしましょう。


設備の故障や苦情などの生活トラブルは、物件の貸主(大家さん)あるいは、貸主から依頼を受けている不動産管理会社に連絡しましょう。連絡先は契約書に記載されています。

 

不動産会社と管理会社の違い
賃貸物件探しの際に利用した不動産会社は、貸主と入居者の契約の仲介を業務としており、物件を管理する管理会社とは異なる場合があります。ただし、中には管理業務を行っているケースもあるので、契約書を確認しましょう。分からない場合は、不動産会社に連絡すれば教えてもらえます。


設備の修理費用は誰が負担する?
賃貸物件でエアコンや給湯器などの設備が故障した場合、貸主と入居者のどちらが修理費用を負担するのでしょうか。この取り決めは契約ごとに異なるため、賃貸借契約書を確認しましょう。取扱説明書に従わない間違った使用法による故障や、故意に壊した場合を除き、修理費用は貸主が負担すると定められているのが一般的です。また、契約書内で設備に含まれていない機器(前入居者の残置物など)の場合は、自然故障であっても入居者の負担になる可能性があります。


管理会社や貸主では対応できないと言われてしまった場合や、そもそもトラブルの相手が管理会社や貸主である場合は、各種相談窓口に連絡しましょう。
下記に、無料で相談できる窓口をご紹介します(電話の通話料金は相談者負担です)。

 

市区町村の相談窓口
お住まいの市区町村で法律相談を受け付けており、各種トラブルを無料で弁護士に相談することができます。通常、相談には事前予約が必要です。実施日時は自治体ごとに異なるので、申込み方法を各市区町村のウェブサイトや役所の窓口で確認しましょう。

生活トラブルを管理会社や各種窓口に連絡する際は、相談内容を大まかにメモしてから連絡すると伝え忘れを防ぐことができます。

 

また、トラブルを解決に導くために、証拠(写真や動画など)や関連する資料(契約書・日記など)を可能な限り用意しておくのがおすすめです。